俺「鬱だ…神様助けて」神「ほい、ロリ狐娘に女体化、有能版コピー俺くんに人生引継、コピー俺くんと同居、記憶封印」

俺が家の扉を開けると、パタパタと音を立てて玄関に出てきたのは部屋着姿の可愛いロリ狐耳娘だった。
「今日もお疲れ様じゃったのう。すぐ夕餉の準備を致しますのじゃ」

俺から荷物と上着を受け取ると、尻尾を揺らしながら家の奥に消えていく。

突然現れたこいつと同居するようになってもう一月。
可愛いのじゃ狐耳娘の同居生活なんて、男の夢のような話だ。

が、こいつの正体は、俺だ。
正確に言えば、鬱になり耐えられずコピーの俺に人生全てを押し付け、記憶も失ってしまった俺の成れの果てが、こいつだ。

「〜♪」
そんなことも何も忘れた狐耳娘の鼻歌が台所と聞こえてくる。呑気なものだ。
記憶もないのに、俺が言うままになんの疑問も持たず自分が齢千年のロリ妖狐で俺が主人だと信じ込んだのだ。

台所に向かい、割烹着に着替えて料理をしているロリ狐耳娘の首に手を回す俺。

「ちょっ、ぬし様、なにをするのじゃ」

こんなことをしても、こいつは本心では嫌がっていない。それが証拠に尻尾は喜びに揺れている。

「ぬし様のゆ、夕餉の準備が、できなくなってしまい♡ますのじゃ…♡」

首に回した腕を割烹着越しに薄い胸へと這わせると、とたんに甘い声を上げ始める。
意志の弱いやつだ。そんなことだから俺に人生奪われちまうんだよ。

「あっ♡そこは♡だめなのじゃッ…」
探り当てた乳首を強めに刺激してやると、声のトーンが一段階上がる。