
- 1 : 2025/09/18(木) 02:51:25.782 ID:kWUyuJ9LM
- 10位:『響きと怒り』 – ウィリアム・フォークナー(1929年)
�The Sound and the Fury by William Faulkner
�【難解さの理由】
物語は4つの章で構成され、それぞれ異なる人物の視点から語られますが、特に最初の章は知的障害を持つベンジーの視点で描かれます。
彼の意識の中では過去と現在が区別なく混在しており、時間軸はバラバラです。続く章も、登場人物たちの歪んだ主観や内面が錯綜し、物語の全体像を掴むことを著しく困難にしています。 - 5 : 2025/09/18(木) 02:51:57.642 ID:kWUyuJ9LM
- 9位:『虚無への供物』 – 中井英夫(塔晶夫 名義)(1964年)
【難解さの理由】
日本のアンチ・ミステリーの最高傑作と評される作品。
連続密室殺人事件を扱いながら、登場人物たちが事件そっちのけで衒学的な推理合戦を繰り広げ、物語自体が虚構であることを示唆するメタ的な発言を繰り返します。
探偵役は迷走し、事件は解決されず、読者の「犯人を知りたい」という期待は徹底的に裏切られます。
物語の構造そのものを問い直す、極めて知的な挑戦状です。 - 6 : 2025/09/18(木) 02:52:32.870 ID:kWUyuJ9LM
- 8位:『黒死館殺人事件』 – 小栗虫太郎(1935年)
【難解さの理由】
推理小説の形式を取りながら、その実態は著者の衒学的な知識を詰め込んだ「百科事典的」小説。
降矢木(ふりやぎ)一族が住む奇怪な洋館「黒死館」を舞台に、錬金術、神学、紋章学、暗号学、古典音楽といった膨大かつ衒学的な蘊蓄(うんちく)が、物語の進行を妨げるかのように挿入されます。
読者は、難解なカタカナ語と専門知識の奔流の中で、事件の真相を見失わざるを得ません。 - 23 : 2025/09/18(木) 03:00:49.072 ID:AU7.ZnHn9
- >>6
イノセンスの元ネタかな - 8 : 2025/09/18(木) 02:53:15.481 ID:kWUyuJ9LM
- 7位:『インフィニット・ジェスト』 – デヴィッド・フォスター・ウォレス(1996年)
Infinite Jest by David Foster Wallace
【難解さの理由】
本文だけで1000ページを超え、さらに388個にも及ぶ脚注(いくつかはそれ自体が短編小説のよう)が本文の理解に不可欠という特異な構造を持っています。
依存症、娯楽、鬱、テニスなどをテーマに、非線形の物語が展開されます。その膨大な情報量と複雑な構成は、読者に極度の集中力を要求します。 - 9 : 2025/09/18(木) 02:53:52.407 ID:x1qe7MbOc
- 事実4000ページ
- 10 : 2025/09/18(木) 02:53:53.193 ID:fAWsbmYhR
- 星を継ぐもの
ワイは無理やった - 11 : 2025/09/18(木) 02:54:01.502 ID:ID/WpIr4/
- 1位は資本論やろ
結論ありきで書かれたクソ本や - 12 : 2025/09/18(木) 02:54:11.805 ID:kWUyuJ9LM
- 6位:『重力の虹』 – トーマス・ピンチョン(1973年)
Gravity’s Rainbow by Thomas Pynchon
【難解さの理由】
第二次世界大戦末期のヨーロッパを舞台に、400人以上の登場人物が入り乱れる複雑怪奇な物語です。
ロケット工学、微積分、化学、心理学、オカルトといった専門的で多岐にわたる知識が前提とされ、プロットは常に脱線を繰り返し、読者を煙に巻きます。
ポストモダン文学の代表格であり、その混沌とした世界観は多くの研究者をも悩ませ続けています。 - 13 : 2025/09/18(木) 02:54:43.740 ID:pOdpVWoeo
- >>12
これ読んだわ バナナパンケーキって単語だけ覚えてほか全部忘れたわ - 14 : 2025/09/18(木) 02:54:47.883 ID:kWUyuJ9LM
- 5位:『ドグラ・マグラ』 – 夢野久作(1935年)
【難解さの理由】
「読めば精神に異常をきたす」という伝説を持つ、日本文学随一の奇書。
精神病棟を舞台に、記憶を失った主人公が彷徨う物語は、作中作、論文、劇中劇がめまぐるしく入れ替わる多重構造になっています。
論理が反転し、現実と虚構の境界が溶け出す眩暈のような読書体験は、読者を物語の迷宮へと引きずり込み、正常な思考を徹底的に揺さぶります。 - 16 : 2025/09/18(木) 02:55:24.435 ID:oje/pOTxd
- >>14
これが一位やと思うた - 17 : 2025/09/18(木) 02:55:37.159 ID:kWUyuJ9LM
- 4位:『失われた時を求めて』 – マルセル・プルースト(1927年)
À la recherche du temps perdu by Marcel Proust
【難解さの理由】
「最も長い小説」としてギネス世界記録で認定されている超長編小説。
難解さの種類は、文体の実験というより、その圧倒的な長さと文章の密度にあります。
一つの文が1ページ以上続くことも珍しくなく、記憶、時間、芸術、愛といったテーマについて、登場人物の微細な心理や感覚を執拗なまでに詳細に分析します。
その文章の海に身を委ねられるかどうかが、読破の鍵となります。 - 18 : 2025/09/18(木) 02:56:30.229 ID:kWUyuJ9LM
- 3位:『ユリシーズ』 – ジェイムズ・ジョイス(1922年)
Ulysses by James Joyce
【難解さの理由】
たった一日の出来事を約1000ページにわたって描写したこの作品は、「意識の流れ」という手法を駆使し、登場人物の思考や感覚を断片的に描き出します。
章ごとに文体が劇的に変化し、 Homer作の叙事詩『オデュッセイア』との複雑な対応関係や、無数のパロディ、しゃれ、暗示が盛り込まれており、読解には深い教養と忍耐が求められます。 - 19 : 2025/09/18(木) 02:57:33.422 ID:kWUyuJ9LM
- 2位:『フィネガンズ・ウェイク』 – ジェイムズ・ジョイス(1939年)
Finnegans Wake by James Joyce
【難解さの理由】
文学史上、最も難解な小説として広く認められています。
ジョイスが発明した多言語(約60言語)の単語を組み合わせた造語、神話、歴史、文学からの膨大な引用、そして夢の論理に基づいた循環構造など、あらゆる要素が読者の理解を拒みます。
物語の冒頭は文章の途中で始まり、末尾は冒頭に繋がるという構成も特徴です。 - 20 : 2025/09/18(木) 02:58:44.619 ID:kWUyuJ9LM
- 1位:森友学園関連決裁文書 – 日本国 財務省
Moritomo Gakuen Related Approval Documents – Ministry of Finance, Japan
�【難解さの理由】
「事実4000ページ、これはみなさんも読んでおられないと思います。」
一国の宰相にここまで言わしめた怪作。
この文書群の難解さは、文学的な技巧や哲学的な深遠さによるものではありません。
その困難さは、情報の意図的な隠蔽と改ざん、そして行政特有の形式性に起因します。約4000ページ(当初開示分)にも及ぶ膨大な量に加え、その多くが官僚的な定型表現や法律・会計の専門用語で埋め尽くされています。
�しかし、この文書を真に難解たらしめているのは、後に問題となった文書の改ざん、削除、そして広範な黒塗り(墨塗り)です。
読者は、何が書かれているかを理解する以前に、何が隠されているのか、なぜその部分が消されたのかを推察・調査するという、一種の「解読作業」を強いられます。
断片化され、歪められた情報から真実の経緯を再構築する作業は、さながら失われたテクストを復元するような知的な労力を要求し、その全貌理解を極めて困難なものにしています。 - 21 : 2025/09/18(木) 02:59:58.701 ID:vZbxhX.K3
- >>20
マジで誰も読んでないやつやめろ - 31 : 2025/09/18(木) 03:12:19.082 ID:iLZAxw57z
- >>20
読みましたけど - 32 : 2025/09/18(木) 03:13:29.163 ID:2dClV0pZa
- >>20
イグ・ノーベル文学賞 - 24 : 2025/09/18(木) 03:01:46.913 ID:6rVo/43ZM
- フォークナーていろんなホラー映画の原型みたいなの書いてるもんな
- 25 : 2025/09/18(木) 03:02:15.016 ID:phxnmsbI8
- 二段組の本は全部難読だわ
- 30 : 2025/09/18(木) 03:11:12.823 ID:0puYUpwwh
- うおおおおお



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