地方に本社がある会社に就職したら田舎県が発展できない理由がわかった

1 : 2025/10/05(日) 17:41:42.278 ID:5ncy6ZoU0
レス1番の画像1

つきつめると、県まるごと「1つのムラ」だからだ

ようは村というより邑、つまり集落・部落みたいな社会構造がそもまま県全土に広がって、特殊な経済を形成している。これ、発展は絶望的だわ
田舎といっても県庁所在地くらいはビルが建ったりしてるけど、中身は全員村人。これに気づいた時点で、もう田舎県は滅ぶ以外に未来はないと悟ってしまった

2 : 2025/10/05(日) 17:42:20.544 ID:DtZpUZcq0
山形!
3 : 2025/10/05(日) 17:42:43.470 ID:5ncy6ZoU0
>>2
詳しい解説は下にしていくから興味があったら読んでね
4 : 2025/10/05(日) 17:43:30.795 ID:hmcHAkbu0
なんかひさしぶりだな
6 : 2025/10/05(日) 17:46:15.901 ID:5ncy6ZoU0
>>4
ずっと地方の会社に働いてて時間がなかった
やっと語れるわ
28 : 2025/10/05(日) 18:19:40.752 ID:WdrgkUM/0
>>6
タタガイに時間が無い?
31 : 2025/10/05(日) 18:21:56.587 ID:5ncy6ZoU0
>>28
まあ黙って聞きなさい
5 : 2025/10/05(日) 17:45:56.027 ID:5ncy6ZoU0
まず最初に上司のOJTで営業同行に行った先が衝撃だった
なんと、着いた先は同じ地元にあるライバル会社だった
「え?こんなのいいの?」と思ったら、上司曰く「アイミツを渡しに行くんだよ」とのことだった

アイミツというのは合い見積もりのこと。複数の業者同士が価格を示し合わせて、それによってローテーションで仕事を回す仕組みなのである
簡単に言えば合法的な談合みたいなものだ

7 : 2025/10/05(日) 17:48:07.723 ID:5ncy6ZoU0
普通、東京の会社では(神奈川県とか、大阪でもいいけど、要は大都市全般)ライバル企業というのは競合であって
いかにより良いものを提供するか、より安いものを提供するかを日夜しのぎを削りあうものである。それによって、魅力のない会社は仕事を失い、潰れる。強者が勝ち残る。これが西側国家でば当たり前の資本主義の論理であり市場競争だ
だが、地方には、そんなものはないのである
8 : 2025/10/05(日) 17:50:11.383 ID:5ncy6ZoU0
地方では、1つの産業が「産業ムラ」になっている
互いに仕事を融通しあうことで調和が成り立っているのである
そしてそれをまとめる県○○業組合とか○○業協会という組織があり、その構成員として各企業が収まっている。組織を成すのは、自分たちの会社を守るために他ならない
ライバルではなくギルドの仲間というわけである
9 : 2025/10/05(日) 17:53:18.975 ID:5ncy6ZoU0
で、そういう業界の組合・協会というのが、必ず政界と接点をもっているんだ
事実、多くの営業先で、会社の玄関や、ひどいと事務所の受け付け台に政治家のポスターが貼ってある光景を目にする。東京じゃありえないでしょ?

この政治家は地元選出の大物議員であり、○○組合・協会というのが支持基盤の1つになっている。組織候補というやつだ
競争力がなくても会社が潰れないのは、その政治家を日々献金や選挙支援などを行い支えることで、当選の見返りに「利益誘導」が行われるからなのである

こういう県内で閉ざした職業集団の団体が各業界に無数にあって
そういう政治家は、あらゆる県内の各業界集団の総元締めみたいになっているんだ

10 : 2025/10/05(日) 17:57:36.207 ID:5ncy6ZoU0
で「地方にある会社」はどんなものかというと
会社とは名ばかりの、田舎のじいちゃん家みたいな場所ばかりなのである
どこもおんぼろの高度成長期の小さなビルで、中に入るとじいちゃん家の匂いがする。内観も古い机や棚が並んでサザエさんに出てくる浪平の会社みたいな雰囲気の昭和で止まった空間そのものだ。違いはパソコンが最新のものでタバコの匂いがないことくらいだ
そして出てくる従業員がみんなおじいさんだらけなのである。社長は80代、専務が70代、「ウチの若いのが課長に昇進したんですよ」といわれて出てくる白髪頭の人が69歳とか、そんなレベル
OLも事務服の同年代のおばあさんが出てくるの

場合によってはまじで田んぼの中の古民家が登記上の本社だったり、民家の一室を事務所に改築して仕事してたりするから本当にじいちゃん家なのよ(え、ここで本当にいいの?と思うような営業先がマジで多い)

11 : 2025/10/05(日) 17:58:07.026 ID:M3PD804ma
お前横浜だか千葉だって言ってたくせに
13 : 2025/10/05(日) 17:59:32.136 ID:5ncy6ZoU0
>>11
ごめんそのへんは嘘ついてる
12 : 2025/10/05(日) 17:59:12.230 ID:ff5IaOxv0
まあそうだろうな
馴れ合いばかりなのはわかる
14 : 2025/10/05(日) 18:00:37.097 ID:5ncy6ZoU0
>>12
首都圏の人にもわかりやすく説明すると「自治会」がそのまま県単位になってるイメージ
自治会と町内会のようなシステムの範疇に経済が組み込まれている感じ
超巨大な部落会が田舎県の本性だ
15 : 2025/10/05(日) 18:01:51.913 ID:5ncy6ZoU0
東京の会社だったら50歳以上は定年前の老害社員扱いだが、
地方だと70歳未満は若者扱い。東京だったら嘱託のオジジみたいなのでも、地方だと70前なら「若い」とされる

すさまじい常識の違いがそこにはあるのだ

16 : 2025/10/05(日) 18:03:23.370 ID:5ncy6ZoU0
そしてその会社はただ老人が働いているだけではない
名刺をもらうと社長、取締役、専務、次長クラスまで全員同じ苗字だ
基本、一族郎党なのである。父親、いとこ、はとこ、そういうのでグルになっている。「血縁」で企業が成り立っているのである
17 : 2025/10/05(日) 18:05:37.633 ID:5ncy6ZoU0
つまりその土地に土着で生きている老人たちが、昭和高度成長期の時代に「近代化」で産業構造に組み込まれ、
土着の生業をそのまま会社という形式で継続している、その「共同体」を崩さないために、組織を形成して互いに一体になって談合やカルテルのようなものを常態化させ
「安定した日常」を今日まで続けているというのが、地方の産業の実態なのだ

しかしどうも俺にはそれが惰性にしか見えないのよ

18 : 2025/10/05(日) 18:06:33.332 ID:Xn6G0/jA0
というか首都が特別なんだよ
気づけて良かったな
21 : 2025/10/05(日) 18:08:24.508 ID:5ncy6ZoU0
>>18
地方に本社がある会社に就職しないと見えなかったリアルだわ
19 : 2025/10/05(日) 18:06:41.166 ID:5CWf1vM1M
地方の人ってなんか考え方変だもんね
都内の人とは何かが根本的に違う
22 : 2025/10/05(日) 18:10:22.168 ID:5ncy6ZoU0
>>19
それ。気づいた?
地方は基本的に「県で閉ざした閉鎖空間」に生きていて
その空間内は相当に純度の高い横並び空間になってるんだよ

おそらく江戸時代に「藩」でまとまってた感覚が廃藩置県後も続いている
当時は藩が違えば「外国」同然でしょ。だから同胞意識もないから戊辰戦争とかで殺し合いもできたわけで
地方人の本質は近代以前の未開の社会なんです。なので「日本全国」とか「東京」にアクセスして利益を引っ張る飛び道具として政治家が重宝され「センセイ」と呼ばれるのだ

20 : 2025/10/05(日) 18:08:05.685 ID:5ncy6ZoU0
よく「シャッター商店街はかわいそう」というと
「いいや、あいつらは土地にすがって商売やってるだけの向上心のないクソの集まりだ、衰退は自業自得だ」として税金で知エ円を行うことを拒否したがる東京人がいるが
地方は商店街業界以外も惰性であり、横並びで維持してる「ムラ」なんですよ

商店街だって、イオンモールが来るまでは死なずに済んだのは、商店会組合みたいなのがあって、それが政治家の支持基盤の1つだったからだ
実際問題平成になるまで大型店や全国チェーンがなかったのは「大店法」という規制の法律があったからで、そういう法律を作らせるのも、政治パワーの1つだったということだ

23 : 2025/10/05(日) 18:10:57.589 ID:zawFcZ0I0
しかし発展のためにコミュニティを崩壊させなければならないというのは何とも本末転倒な感はあるよね
25 : 2025/10/05(日) 18:14:10.113 ID:5ncy6ZoU0
>>23
「商店街業界」はバブル期にトイザらスを日本に進出させたかったアメリカの外圧で大店法撤廃させて全国チェーン作れるようになって
イオンモール(和製ウォルマート)みたいなアメリカ式の大型店が氾濫して崩壊したけど・・・

「イオンモールができる前の商店街」みたいな業界がいまだにいくらでもあって、そこがどうにか耐えてる状態が今
ただしそれも惰性に過ぎない。なぜなら爺ちゃんの寄り合い場と化しているから

24 : 2025/10/05(日) 18:12:30.223 ID:5ncy6ZoU0
で、地方にある会社のほとんどが(感覚的には9割以上くらいは)中小零細なんですよ
東京でいえば、下町にある溶接やってる町工場とか、ああいう感覚ね。あれも典型的な一族郎党の古い家族経営でしょ?全く一緒
ただ大田区の町工場なら、宇宙開発に貢献したり、シリコンバレーの企業と取引するくらい最先端技術があったりするけど、地方は昭和なのよ
昭和のシステムの中で、昭和のサービスを提供しているの
平成ノスタルジーなんて都会の特権よ。地方は今も生きる昭和なんだ
26 : 2025/10/05(日) 18:16:18.767 ID:5ncy6ZoU0
地方の会社はどこにいっても70代が現役バリバリなんだよね
社長が80、(地方の経営者のいう)若いモンが60代とか、そんなのしょっちゅうなので、平均年齢74歳くらいだなと思っている
みんな「年金だけじゃ暮らせないから」とかで働くか、あるいは経営者にしても仕事が生きがいというか生きる意味そのものになってて、休日なしで私財を削ってでも会社や仕事に尽くし続けている人が多いの

当然そんなのに若い人がついていけるわけないでしょう?
結果東京一極集中が起きるんだと気づいたのよ

27 : 2025/10/05(日) 18:17:40.274 ID:5ncy6ZoU0
で、そういうおじいちゃんの集まりでは、限界もある
さすがに後期高齢者にもなれば体力がきつくなる。けど田舎は、スーツ着てオフィスでプレゼンやるような仕事ではなく、「作業着で汗水たらす」仕事が多いんですよ
けど若いやつはこない

じゃあ現場はどうやって回すかというと、外国人技能実習生の出番になるんだ

29 : 2025/10/05(日) 18:20:22.084 ID:5ncy6ZoU0
体力的にきつい仕事は、みんなベトナム人がやっているんだわ
10年前までは中国人が多かったがもうほとんどいなくなっている。最近はベトナム人すら減ってインドネシア人とか、場合によってはラオスやカンボジアやバングラディシュやネパールなどからも人をかき集めている
実習生たちは、自国でも農村出身とかで、「田舎とはいえ経済大国の日本」に来るだけではるかに生活水準はよくなり円安を差っ引いても地元よりはるかに稼げて仕送りも実家にできるんだ
母国では民主主義すらなく人権もあやふやだから、どんなに薄給で、休日日数が少なくても、日本で働くことが天国みたいになる

結果、地方の会社は、東京人が思う以上に技能実習生頼みになっているんだ

30 : 2025/10/05(日) 18:21:43.702 ID:5ncy6ZoU0
技能実習生たちは期間限定の「実習生」だから、終われば帰る。実態は出稼ぎである
つまり、体力面でのサポートを若い外国人にやらせてはいるけど、正社員ではなく、次時代に自社のバトンを担う人材ではないのである

あくまで「惰性の職場を回すためのつなぎ役」でしかないように見受けられるんだ
技能実習生問題も、そのへんの雇い主の姿勢によって起きるんだと俺は考えた

32 : 2025/10/05(日) 18:41:29.678 ID:WdrgkUM/0
〇〇協会や〇〇組合が東京とかの大都市には存在してないとでも?
33 : 2025/10/05(日) 18:44:13.279 ID:5ncy6ZoU0
>>32
あるんだけど、その存在感が違いすぎる
大田区に、町工場の組合はそりゃあるだろうけど
大田区民がすべてがその加盟者ではない。区民の大半は区外の都心のオフィスで働いているわけであるし
経済は「共同体の外」で回っている

「共同体の内」に全部おさまってるのが悪いの
これが地方が衰退する理由である

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