記者「最大の同盟国である日本にも関税をかける理由は？」トランプ「もうシンゾーはいない」

ある記者が「最大の同盟国である日本にも関税をかけるのか？」と質問すると、トランプ氏は「もうシンゾーはいない」と短く答えた。この発言は、安倍晋三元首相の死去後の日米関係に関するトランプ氏の認識を示唆するものと受け止められている。

トランプ氏は大統領在任中、安倍氏と個人的に親密な関係を築いていたことで知られる一方、現職の石破茂首相とは目立った交流はない。

トランプ氏は以前から「日本は米国の防衛にタダ乗りしている」と主張しており、自動車や鉄鋼製品を含む相互関税の対象から日本は除外されない見通しだという。

この発言を受け、日本政府は「正式な発表ではなく、一つの発言に過剰に反応する必要はない」としつつも、「日米関係の変化については注視していく」とコメントした。

２日に発動される予定の相互関税は、日本の経済界にも影響を及ぼす可能性が高く、今後の発言や政策の動向が注目される。