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歴史を改めて振り返ったところ、県が成立した過程がそもそも「敗北」によるものだった
つまり、没落したというより最初から終わっていたのだ！ - その昔、現在の山形県域にはいくつもの藩があった
現在の米沢市の場所は米沢藩、天童市は天童藩、新庄市は新庄藩というふうに地域ごとに別の政体があり文化も異なったため
となりの秋田県の大部分が佐竹藩だったり、薩摩藩＝鹿児島県、土佐藩＝鹿児島県という風に旧藩で1つの地域の文化的歴史的社会的まとまりを成すようなことがなかった
まずこれが山形の統合の弱さの理由でもあり、何もなさの原因の１つでもある
- 明治維新が起きた際に、今の山形県を含む東北地方の諸般は「列藩同盟」を組んで旧幕府軍の側について西軍と戦った
結果、新政府に敗北したのは皆さんのご存じの通り。これに関しては東北地方の殆どの地域も共通しているが、山形の近代の始まりは敗北によるものだった - 新政府に最も敵対した福島の会津藩が下北半島の「斗南」に転封させられたように賊藩だった山形諸般は転封などの憂き目にあった
たとえば山形藩は滋賀に「朝日山藩」として5万石で転封、旧山形藩域は天領（藩閥政府の直轄地）となった
しかしこの時点で、今の県土に統一されておらず、無数の藩があった一帯にはたくさんの県が成立することとなった
- ここで余談だが、最上地域（県内陸部の北部）の新庄藩は、早々に隣接する佐竹藩（秋田県）とともに新政府に寝返っている
一方で、日本海側の庄内地域は、>>10のいう福島の会津藩とともに最も新政府に抵抗した地域であった現在新庄市の人口はわずか3万人、一方庄内の鶴岡市は11万人、ついで酒田市も9万人であり、どう考えても都市規模では庄内の方が優位だ
にもかかわらず、山形新幹線は終点を山形から先に延伸する際、庄内ではなく過疎地の新庄に伸ばしているんだ
なぜか。実は山形新幹線は在来線の線路を用いて走っているのだが、山形駅から新庄までは秋田に至る奥羽本線でつながっているものの、山形から鶴岡をダイレクトに結ぶ路線はそもそも存在しないのである
それ以外にも高速道路も、内陸は奥羽本線に並行して東北中央道を建設し、1本でつなげようとしているが、山形自動車道は庄内と山形の間は「月山越え」で断絶しており、ここを延伸する工事は一切行われていない
合理性では説明がつかない、明治以来ずっと、政府にとって都合のいい官軍側の地域にインフラが厚遇され、賊軍側の地域を冷遇する構造があるのだ - 複数あった県が「統一山形県」になったのはなぜか、そうしたのは誰か？
地域主権ではない。官軍の薩摩藩士・三島通庸県令（知事）が無理やり１つにしたからなのである
要は植民地だ。南半球やアジアのどこかに無数にあった国を、ヨーロッパの宗主国のガバナーが1つにまとめたのと同じ論理で「山形県」はでっち上げられたのだ
それは地域住民の敗北によって「意図的に作られた政治的共同体」なのである - タタガイってなんでそんなに地方のこと詳しいの？
- >>7
祖父母が山形だから
山形がなぜこんなひどい地域なのかを調べているうちに詳しくなった - >>7
適当に妄想してるだけ - 統一山形県ができた理由は、民衆潰しである
戊辰戦争で最も激しく抵抗した庄内地域の統治機構としては、主要港湾の酒田港がを管理するための「民政局」が設置され、その後酒田県ができた
ところが「天狗騒動」と呼ばれる民衆蜂起が発生。年貢の取り立てに反発する民百姓が庄屋を襲撃するなどかなり激しい反乱が起きたが、当時の県の行政力や軍事力では鎮圧することができない規模にまでなったため、
酒田県は山形県に吸収させられたしかしこれはあくまでも「第一次山形県」成立の話、実はこれで終わりではなかった
明治初期の「県」は統廃合を繰り返し、くっついたり離れてりした。これは山形以外、東北以外もそうであった
結果、庄内は再び最上川を挟んで大泉県（鶴岡側）・松嶺県（酒田側）の2地域に分割させられ>>11たのだが、「天狗騒動」の打ちこわしがまだ続いていたが県のレベルではやはりこの天狗騒動を鎮圧できないため
結果的に大泉県に酒田を併合させる形で「第二次酒田県」が発足。力づくの圧政で運動は潰されることとなった - 奥羽列藩同盟で頑張ってたの庄内藩だけですわ
- だがその第二次酒田県に対しても庄内住民は服従することはなかった
年貢の取り立てに反発する民衆は「ワッパ騒動」を起こし、庄内のすべての村を巻き込み1万人を超える熱量のある運動を展開
百姓一揆から自由民権運動に発展させた。中央政府はこれを潰すために三島通庸を県令（知事）に任命。県庁から旧庄内藩士を排除し、農民を徹底的に弾圧し、「中央による庄内制圧」に成功させたのである
その後庄内エリアは旧山形県、置賜県（米沢周辺）とともに今の1つの山形県に統一させられ、三島は統一山形の知事を歴任した
- ところで統一山形県の県庁がなぜ「山形市」になったのかという問題がある
ハッキリ言えば、旧山形県は小藩の寄せ集めにすぎず、15万石の米沢藩（それでも江戸時代に半減させられていたが）に比べると劣位だったから、純粋な力関係で言えば米沢こそ県庁にふさわしいともいえたはずだあくまで私の考察になるが、藩閥政治家の三島からすれば鶴岡からも米沢からも中間の山形市が都合がよかったということではないかと考えられるほか、福島の県庁所在地が朝敵の会津若松ではなく官軍の福島市に設置されたように「賊藩の有力都市の影響力を削ぐ」意図があったのではないか
また、山形にある県を統廃合することで、地元の旧士族を県職員から排除することにより、地元民の政治的影響力を削ぎ、より「植民地化」を進めやすかったという利点もある - 余談だが三島は栃木県令も歴任していて、県庁の宇都宮移転の実績がある
旧県庁所在地出本来の中心の栃木市は、東京から東武鉄道が通っている。東武特急リバティ号に乗ると、栃木県を経て最終的に会津に行きつくもし仮に「新政府の政治的意図」が露骨ではなく、地域の中心都市が尊重される統治形態だったら、栃木県庁は栃木市、福島県庁は会津若松にあり
東武が国有化され東北本線のようになり、その沿線が栄えた可能性だってある地方を訪ねて目に見える今ある地域発展は、必ずしも江戸時代以前からの地続きとはいえず、近代以降の統治者の意向によって栄えた地域、没落した地域もあるのだ
- 実際、山形市は陸上交通の便にたけており、三島県令のもとで各方面の土木事業がすすめられた
しかしそれは決して地元民衆を尊重したものではなかった。ハッキリ言えば、日帝が朝鮮や満州でやったような植民地のロジの整備と一緒であるたとえば栗子隧道(米沢〜福島)と関山トンネル(山形〜仙台)のように、今でいえば国の予算でなければ不可能な規模の大事業を強制徴収や地元民の徴用で作った
なお三島は同じようなことを福島県令時代で「会津道路」建設時にやった際には、福島事件と呼ばれる自由民権運動の重大局面に発展している - 三島を庄内の県令に選んだのは伊藤博文首相の意向があったともされているが
伊藤が朝鮮総督府を支配し、ハルビンで朝鮮人に暗殺されたような植民地構造のミニバージョンが、賊藩の東北では起きていたということだ - ちなみに近代以前に「北前船」で有力な寄港地だった酒田港は、明治には没落、近代化が進んだのは大正時代以降と遅い
今も有力な港湾だが一貫して高い機能を有し続けたわけではない
中央政府からすれば裏日本の田舎の港など国益上どうでもよいわけで、これも藩閥の三島県令が、山形県から中央に出るなどのインフラを優先するあまり疎かにされたといえるのではないか - つまり、俺の分析する限り山形県というのは戊辰戦争で敗け、天狗騒動で敗け、ワッパ騒動で敗け続けた敗北者の地元民がある一方で
それを潰す側であった支配者が一貫して「余所（中央）にとっての管理する都合」によってでっち上げられた疑似共同体に過ぎないのではないかということだなので山形県民に一体性はない、アイデンティティはない、誇りがない、文化もないから他県民がイメージするものがなにもなく観光にも来ないのである
- 内陸と庄内で民族性が違うのかな
抵抗は庄内ほど激しかったんでしょう - >>20
古来、庄内地方は越後国の一部だったわけで「外国」だったんだよ
あくまで民衆潰しのために宗主国に「統一山形」にされたというだけで、かつ例によって両拠点をダイレクトに往来する鉄道も高速道路も建設されなかったため
いまも庄内にとっての最寄りの都会は新潟市。さもなくば空港から東京に出てしまって終わり - 山形駅でさくらんぼ買ってきたがうまかったよ
あとは補習帰り？のJk
可愛かった - >>21
ラーメンは食った？ - >>24
肉そばはたべた 美味しかった
前は駅でぱの蕎麦屋いったがそちらは微妙でした - >>26
それはよかった
俺は「山形にはポテンシャルがあったのに「独立不羈」が欠落しているからこんなに何もない県になった」と考えている - 青森や秋田に比べたら
てのはあるね
商売に関してはなかなか手堅い - >>22
それでも秋田市は30万都市（最近割れたが）で、20万ちょいの山形市と比べると都市規模の差がある
青森県に至っては青森市、八戸市、弘前市と3つ有力都市がある
山形市「しか」有力都市がなく、一点集中なのにその山形市さえ弱い山形県はやはりおかしいその理由は、敗北支配の歴史にある
- >>25
青森は最果てだし
秋田も秋田市だけだろ…
山形は山挟んでいても仙台近いし
天童東根 上山寒河江あたりも都市圏に巻き込めるか - >>31
しかし「ねぶた祭」というキラーコンテンツがあるだろう
津軽三味線だとかリンゴだとか、全国的に知られる名所・名物がある山形にそれがない
なぜ？というのが幼少期からの疑問だった - >>34
花笠踊りと芋煮でも十分
観光地は蔵王？や山寺もあるし
素材は恵まれてるだろ - >>37
「素材があるのになぜ！？」という思いがあるわけですよ
いい素材があっても生かせないと宝の持ち腐れ。真珠もただの貝殻、ダイヤモンドもただの石だ
それを俺は今後切り替える必要があると思っている。山形の魅力をもっと語ってくれ！ - 歴史的に山形県は複数の藩の寄せ集めであり、
いまではそれらが県内天気予報で名前が出てくるような主要な市になっただけなので、「1つの山形」みたいな共同意識は染みつきづらい現に、大正時代には山形市と米沢市はほぼ同じ人口だった。大正9年で山形市が4万8000人、米沢市が4万3000人、差はわずか5000人だ
それが「統一県土の県庁所在地」が山形市になって100年経った結果、米沢は8万割れ、山形市は24万くらい。3分の1に没落した
明治政府の中央集権制度によってもたらされた疑似中央化、「県庁所在地一極集中」は、間違いなく不公平をもたらしたんだ - よく飽きないな
- なんで俺がこんなに米沢にこだわるかというと
親の出身地が米沢だから
歴史的には雄藩で、広域に及ぶ文化の発信地であり社会的一体性の中枢であってもおかしくないのに、1点抜きんでた県庁所在地に満たない雑魚のような片田舎の1つに落ちぶれさせられているのはなぜかとずっと疑問に思って色々調べた結果です - なんで俺がこんなに米沢にこだわるかというと
親の出身地が米沢だから
歴史的には雄藩で、広域に及ぶ文化の発信地であり社会的一体性の中枢であってもおかしくないのに、1点抜きんでた県庁所在地に満たない雑魚のような片田舎の1つに落ちぶれさせられているのはなぜかとずっと疑問に思って色々調べた結果です - 米沢を褒めろ！的なスレなんか
同じ県同士仲良くしろよ - >>33
違うそうじゃない
米沢でも新庄でも庄内でも全体を共存共栄し、それを包括して率いるリーダー兼マネジャーとして「山形県」があるべきだと考えている
だけど現実はそうなってない。惰性で結合しているだけで、結局は中央の犬でしかない
疑似中央としての山形市、東北地方の中央としての100万都市仙台、そしてかつて山形を凌辱した日本国の首都の東京政府である - >>35
山形市がしっかりしないから庄内や米沢が廃れていくて事か
ならば米沢アピールもっと頑張れ - またお前か
論破されるの好きなのか - 現に今山形県の人口は100万を割り込んでしまった
歴史的には中枢都市であった米沢はもうわずか7万台しかいない。その米沢市民の反応と米沢の中心街がこれだ
ここまで没落した理由はなぜかと考えると、明治時代の時点ですでに「初めから終わっていた」というのが俺の答えなのだ
日本で一番何もない県「山形県」が終わっている理由がついに分かった
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