占い、デタラメであることが科学的に証明されてしまう

しかし、だからといって、占星術を実証的に検証しようとした人がいないというわけではない。資金を得るのは難しいが、研究によって占星術はでたらめであることが何度も証明されている。最新の試みは、人間の行動に関する研究を利用して人々が目標を達成するのに役立つツールを開発するスタートアップ企業、クリアー・シンキングのスペンサー・グリーンバーグ率いる研究者によるものだ。

グリーンバーグ氏とその同僚は今年初め、占星術の太陽星座を使って人々の人生に関する37の事実を予測しようとする小規模な研究を初めて実施した。

「性格テストはこれらの事実をかなり正確に予測できたが、太陽星座ではそのうちの1つさえ予測できなかった」とグリーンバーグ氏はXに書いている。

ご想像のとおり、この研究結果は大きな反発を受けました。占星術師による以前の研究に対する批判に応えて、研究チームは新たな研究を考案しました。今回は、経験豊富な占星術師 6 名の協力を得て研究を設計し、個人の星占いチャート全体を使用して予測を行うようにしました。

新たな研究、今回は専門家による

次に、この研究では 152 人の経験豊富な占星術師が参加し、各人が 12 人の実在の人物に関する大量の情報を受け取りました。個人情報には、各人の人生と性格に関する 43 の質問への回答と、5 つの完全な占星図が含まれていました。占星術師は、その人の実際の出生図を判定する必要がありました。他の 4 つはおとりでした。占星術師は、このタスクを偶然よりもずっと確実に実行できると考えていました。しかし、結果は違った結果となりました。

「占星術の最も基本的な主張の一つは、人の出生図にはその人の人生や性格に関する情報が含まれているということだ。もしこれが真実なら、占星術師はランダムな推測をはるかに上回る確率で人の出生図を正しく選ぶことができるはずだ」とグリーンバーグは書いている。

占星術師たちは自信に満ちていたにもかかわらず、グループとしての成績は、ランダムな推測と区別がつかないレベルだった。平均すると、12 回のマッチのうち 2.49 回が正解で、偶然に予想される 2.4 回に近い。5 回以上正解できた占星術師はいなかったが、多くの占星術師は自分ははるかに良い成績を収めたと思っていた。

「この研究設計の素晴らしい点は、（1）占星術が役に立たない場合、占星術師がこの課題でランダムな推測よりも良い結果を出すことは不可能であるが、（2）この研究が占星術を支持する結果となるためには、占星術師はランダムな推測よりもわずかに良い結果を出すだけでよいという点です。」

「それで、占星術師たちは全体的にどうだったでしょうか。占星術師たちが質問の23％でも正解していれば（ランダムな推測の20％をわずかに上回っていたら）、この研究は占星術に有利な結果になっていたでしょう。しかし、占星術師たちのグループとしての成績はランダムな推測と区別がつかず、正解率は21％未満でした」とグリーンバーグ氏は書いている。

世界レベルの専門家と自認する人々でさえ、アマチュアより成績が良いわけではなかった。さらに、どのチャートがどの人物に当てはまるかについて占星術師の間で意見の一致がほとんどなく、占星術の解釈の一貫性にさらなる疑問が投げかけられた。

駅に必ずいたよな