中原誠「藤井聡太はいずれ名人になる。しかし八冠達成は将棋の強さより体力とコンディション次第」

　最年少で四冠を達成した藤井聡太竜王（19）の成長は大先輩の想像も超えている。26歳で名人を含む四冠になった中原誠十六世名人（74）は「10代での四冠は驚きを通り越している」と語る。

　「若い時にタイトルを獲得しても防衛するのは難しい。夏の棋聖と王位の防衛戦がネックになると思っていた。こんなに早く三つ、四つと増えていくとは思っていなかった」。今回の竜王戦についても「4勝0敗というスコアは意外。第1局は豊島さんが明らかに優勢だったが、藤井さんが勝って勢いがついた」と話す。

　自身が初めて四冠になったのは1973年。当時はタイトルが五つで、その後に六つ、七つと増える過渡期だったが、全冠制覇はならなかった。

　「タイトル戦が重なると日程面できつくなる。全冠制覇を目指した時は体力勝負だと感じた」

　藤井竜王は、名人につながる順位戦では上から二つ目のB級1組。「（名人挑戦権を争う）A級に上がって、いずれ名人になるだろう」。現在は八つあるタイトルを独占する可能性もあるとみる。
「今後、さらにタイトルを取って、防衛戦が増えた時にどれだけ大変に感じるかは、本人しかわからない。将来的に八冠を達成できるかどうかは将棋の強さより、体力とコンディション次第だと思う」（村瀬信也）

https://www.asahi.com/articles/ASPCF6G0TPCFUCVL007.html

しかし今はコンピュータという最強の対局相手が自宅にいて正解手まで教えてくれるかれ違うのかも
それより竜王になると免状書きがあってこれは大変