ワイ「黄猿がレスバに負ける話を書いて」 🤖「OK」

何気なくスマートデンデン虫を手に取り、SNSを眺めていると、ある討論スレッドが目に入った。「海軍大将って本当に正義か？」というタイトルで、彼の名前も度々出てくる。黄猿はそれを眺めていた。

しかし、ある匿名ユーザーが決定的なコメントを投下した。

**匿名ユーザー**：「黄猿はいつも逃げてばかり。光のスピードで戦場から逃げるのが特技だろ？」

この挑発的な発言に、黄猿の眉がぴくりと動いた。普段は冷静な彼も、このコメントには無視できないものを感じた。彼はすぐに返信を書き始めた。

**黄猿（ボルサリーノ）**：「う〜ん、確かにワシは光の速さで動けるが、逃げるっていうのは少し違うんじゃないかねぇ？状況判断ってものがあるんじゃよ。」

だが、すぐさま返事が来た。

**匿名ユーザー**：「おいおい、言い訳はやめろよ。お前がどれだけ強くても、心が弱いんじゃ話にならないだろ？」

これには黄猿も一瞬黙った。心が弱い、と言われたのは久しぶりだった。彼の背筋に微かな怒りが走る。しかし、彼は冷静さを保ちながら再び返信を打つ。

**黄猿（ボルサリーノ）**：「ワシが心が弱い…？それはどうかなぁ。海軍大将を務めるってのは、そんなに簡単なことじゃないんだよ？」

しかし、匿名ユーザーの反撃はさらに鋭かった。

**匿名ユーザー**：「だったら、もっと信念を見せてみろよ！青キジや赤犬みたいに、自分の正義を貫く姿が全然見えないんだよ。お前はただの道具だろ？」

その言葉に黄猿は、ついに冷静さを失いかけた。SNSの画面を睨みつけ、いつもとは違う苛立ちが彼の中で渦巻いていた。指がキーボードの上を走り、彼はすぐに返信を書き込もうとするが、ふと止まる。

深呼吸をし、彼はスマートデンデン虫を机の上に置いた。長い沈黙が続く。

そしてコーヒーを一口飲み、彼は立ち上がり、部屋を後にした。

だが、誰も知らないが、その夜、黄猿はこっそりSNSアカウントを削除していた。