ムツゴロウさんが「娘として育てる」と誓ったヒグマを棒で殴り殺そうとした理由

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1 : 2023/05/11(木) 06:10:14.29 ID:JGYv7hsV0

ムツゴロウさんが「娘として育てる」と誓ったヒグマを棒で殴り殺そうとした理由

5/11(木) 6:02配信ダイヤモンド・オンライン

 23年4月に逝去した「ムツゴロウさん」こと畑正憲氏はかつて、離乳期のヒグマのメスを娘として育てると誓い、人間とヒグマの共存に挑戦した。そして、その記録を小説に書き記しているのだが、その顛末は衝撃的なものだった。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● ムツゴロウさんが決意した ヒグマとの共存生活

 フジテレビ系の大人気番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」などを通じて、また、「ムツゴロウの青春記」などの数々の小説を通して、多くの国民に親しまれた「ムツゴロウさん」こと、作家の畑正憲氏が4月5日、心筋梗塞で亡くなった。87歳だった。

 1986年には自身が監督・脚本を手がけた映画「子猫物語」が約750万人の観客動員を記録している。

 ムツゴロウさんが、麻雀がものすごく強いとか、幼少期を満州で苦労して過ごしたという解説をする人も多いが、やはりムツゴロウさんといえば、動物研究家としての活動だろう。子どもの頃から動物と共に過ごし、小学3年生で日本に帰国してからは、大分県日田市で暮らし、手づかみで魚を捕るなどして過ごしたという。

 東京大学を卒業後、33歳で「われら動物みな兄弟」で第16回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞したことを契機に、作家の道に進んだ。

 1970年、ムツゴロウさんは猛獣として知られる「ヒグマ」を北海道の無人島で飼うことを決意し、その模様を「どんべえ物語」という小説に書き記している。この本は、ムツゴロウ流の動物記なのであるが、いわゆる動物観察日記かと考えて読み進めると、面を食らうハメになる。
 ムツゴロウさんによれば、それまでの北海道民とヒグマの関係というのは、暗いものであったという。

 あるとき、稚内の近くでヒグマが一頭、海を泳いでいたそうだ。これに驚いた漁師たちが総出で船を寄せ、カイ(オールのこと)でめった打ちにして沈めたのだという。そんな話を聞いたムツゴロウさんは、「キザな言い草だが、ヒグマと共同生活をするために必要なのは力ではなく、やさしい粘り強い愛であろう。害を与えない仲間として人を認識させねばならぬ」と決意したのだ。

● 20年飼育していたヒグマが 飼い主を惨56する痛ましい事件も

 しかし、ムツゴロウさんは当然知っていたと思われるが、ヒグマは「友情」などという概念を基本的に理解できるか、できないのかがよく分かっていない動物である。

 ちょうど最近も、クマが20年間にもわたって飼っていた飼い主を惨56するという痛ましい事件が起きている。

 2022年11月28日午前9時20分ごろ、長野県松本市五常の住宅で、この家に住む丸山明さん(75)がクマに襲われたと家族から警察に通報があった。警察官が駆けつけたところ、扉が開いたおりの近くに倒れている丸山さんの周辺を、体長1メートルほどのクマがうろうろしたり、おりから出たり入ったりしていた。そのため、地元の猟友会のメンバーがクマを射殺したという。その後、松本市内の病院へ搬送された丸山さんの死亡が確認された。

 この事件を扱ったNHKの記事『飼っていたクマに襲われ 75歳男性死亡 松本』は次のように報じている。

 「警察によりますと、丸山さんはおよそ20年間、このクマを飼っていたということで、丸山さんの73歳の弟は『兄は山に仕事に行った時に親からはぐれた子グマを見つけ、それからずっと飼っていた。こんなことになって残念だ』と話していました」「松本市保健所によりますと丸山さんは、クマの飼育の許可を受けていたということで、ことし5月におりの構造や施錠などについて検査を受け、問題はなかった」

https://news.yahoo.co.jp/articles/2f692cab659bf896650b59d3cfdff3ab0859f0ea

2 : 2023/05/11(木) 06:10:25.07 ID:JGYv7hsV0
● 「友情」という人間の概念を クマは理解できるのか

 『人間とクマは「友達」になれるのか?』(GIZMODO、17年3月23日)でインタビューに答えたイスラエルの生態学者によると、クマは野生動物で、「友情」という観念は人間の作ったものであり、クマは人間の作り出した「友情」というコンセプトが理解できないのだという。よって、母グマが子どもを守ろうとしたからか、冬眠前で手当たり次第に食べ物を探していたからか、人間の手からものを食べていたクマが、次の日にはその人を食べてしまうこともあり得るのだという。

 やはり、クマは「友情」を理解できないのだろうか。

 その報道に真っ向から反論していたのが、一般社団法人日本熊森協会の顧問である宮沢正義氏(96歳、22年11月29日当時)だ。宮沢氏は10頭のツキノワグマと20年間家族として暮らしてきたという。宮沢氏は、人間とクマの間に友情は存在すると話す(以下、引用は「一般社団法人日本熊森協会ホームページ」より)。

 「クマはね、噛むことで親しみを表す動物なんだ。クマ同士遊ばせておくと、楽しそうに首とか絶えず噛み合っているよ。好きな人がいたら、どんどん噛んでくるよ」

 「クマの皮はものすごく厚くて硬いから、クマ同士はどうもないが、人間は皮膚が薄いから、こんなことされたらひとたまりもない」

 つまりクマにとっては戯れているつもりなのかもしれないが、丸山さんは不幸にも人間としてその戯れに付き合っていたら死んでしまったのではないかということだ。先の丸山さんが殺害された事件については、こう解説している。

 「事故後、クマ(オス、80キロ)は、丸山さんのすぐ横をうろうろしていたというから、逃げ出そうとしたわけでも、丸山さんを噛み殺してやろうとしたわけでもなく、最大の親しみを込めて抱き着いていっぱい噛んだら、丸山さんが倒れてしまったので、戸惑っていたことが考えられます。クマ君は、自分がなぜ射殺されねばならないのか、訳がわからなかったと思います」

3 : 2023/05/11(木) 06:10:47.37 ID:JGYv7hsV0
● ムツゴロウさんが「娘」のヒグマを 棒で殴り殺そうとした理由

 向こうが56すつもりはなく、ただ戯れて遊んでいるだけなのに、人間にとっては致命傷になるというのは、いかにクマが危険な動物かを表しているようにも思う。ムツゴロウさんは、こうした危険を承知した上で、「(離乳期から育てることができれば)ヒグマといえども友だちになれるだろう」と考えて、無人島でヒグマを飼うことにしたのだった。

 果たして、ヒグマの子どもを育てるというのは、動物研究家のムツゴロウさんといえども、やはり命懸けだったようだ。

 一緒にいて、おならをすると、まず耳を立てて、それからにおいを嗅ぎにやってきて、鼻を引くつかせた後で、おしりをガブリと噛むのだという。ヒグマはふんのにおいに敏感らしく、ムツゴロウさんにとってトイレの時間が一番危険な時間なのだという。

 さらには、ヒグマは戯れているつもりで鼻を噛んでくるのだ。気分にもムラがあり、自分より弱いと判断したムツゴロウさんの妻や娘のいうことを全く聞かない。

 そんな毎日のイライラがついにピークに達してしまったムツゴロウさんは、娘として育てると誓ったヒグマを棒でぶん殴って殺そうとしてしまう。

 「僕の腹ワタは煮えくり返り、胸に熱い怒りが込み上げてきた。もうこれまでだ。僕は左手で持っていた鎖を手放し、両手で棒を引きむしると、ありったけの力を込めて棒を振り下ろしていた。ガツン。鈍い音がした。渾身の力をこめて振り下ろした棒は、どんべえの右腕に食い込んだ。―――4ね! 隠さず正直に書こう。その時の僕の怒りは、どんべえ(子ヒグマのメスのこと)をぶち殺しかねないものだった。手をかけて愛育しておきながら、棒には愛などひとかけらもこめられていなかった」

 激しいムツゴロウさんの怒りをぶちまけられたヒグマの子だったが、幸いにして命に別状はなく、また怒りの甲斐があって、ヒグマはムツゴロウさんのいうことをきちんと聞くようになったのだという。「世界中の人に誇りたい気持ちだった」というムツゴロウさんは、ヒグマとの共存ができると確信したのだった。

 ムツゴロウさんのようにヒグマと命懸けで共存を図るならできなくもない。しかし、多くの人にとっては、そしてクマにとっても、やはりクマと人間とは、別々に生きていたほうが良さそうである。本書を読んで、ヒグマの生態が嫌というほどよく分かった。今はただ、ムツゴロウさんのご冥福を祈りたい。

4 : 2023/05/11(木) 06:11:46.02 ID:vsVEk1vk0
ゴールデンカムイ定期
5 : 2023/05/11(木) 06:14:43.44 ID:zsSDBGni0
>また怒りの甲斐があって、ヒグマはムツゴロウさんのいうことをきちんと聞くようになったのだという。

愛が通じたんやな

6 : 2023/05/11(木) 06:15:49.91 ID:dFBZKBB9p
麻雀より何より昔の東大理学部出てんだもんなぁ
7 : 2023/05/11(木) 06:19:24.81 ID:jJSmaKFs0
スレタイだけでもう面白い
8 : 2023/05/11(木) 06:20:09.12 ID:iWAj7s3p0
すま●これ何が言いたい記事だったんだ
暴力は愛情のうちってか?
9 : 2023/05/11(木) 06:20:25.74 ID:+B5wb4WS0
激しいムツゴロウさんの怒りをぶちまけられたヒグマの子だったが、幸いにして命に別状はなく、また怒りの甲斐があって、ヒグマはムツゴロウさんのいうことをきちんと聞くようになったのだという。「世界中の人に誇りたい気持ちだった」というムツゴロウさんは、ヒグマとの共存ができると確信したのだった。

ここは笑うわ

15 : 2023/05/11(木) 06:23:37.48 ID:rFsPnTOva
>>9
ここほんと草
10 : 2023/05/11(木) 06:20:42.95 ID:BrJqJXR10
まさかの体罰が正解だったとは
11 : 2023/05/11(木) 06:20:48.67 ID:MOH1AHg80
娘として育てるのにドンベエかよ…
47 : 2023/05/11(木) 06:54:45.57 ID:qAyvhlW80
>>11
こんなキラキラネームつけられたら娘熊がぐれるのも当然だよな
12 : 2023/05/11(木) 06:21:13.30 ID:072yBHT50
1のはわりと簡単な理屈でなあ
子供の頃から飼ってる猫でも機嫌の悪い時に手から血が出るレベルの引っかきとかやられることあるやろ
それを熊にやられたら死ぬ、それだけ

そういうの完全にしないレベルに調教できるの犬くらいじゃね
それも犬種によってはたまに暴走するし

13 : 2023/05/11(木) 06:21:13.44 ID:AdltFNsT0
56す気で棒で殴りつけた結果言うことを聞くようになった
それ友情ではなく服従では?
20 : 2023/05/11(木) 06:26:37.04 ID:f9eL1bx00
>>13
ヒグマからしたら人間が鉄の棒を持ってたところで簡単にくびり殺せるんだから
熊の方にも一応の情愛はあったんじゃないか
14 : 2023/05/11(木) 06:23:31.61 ID:eFuhrmED0
単なる調教だろ
北海道かどっかの海岸で魚目当てにやってくるヒグマを漁師が手懐けてたのも小さい頃から近づくと殴ったり威嚇して漁師の近くに近づけないように条件付けしてたはず
16 : 2023/05/11(木) 06:24:47.70 ID:nX9D+9bS0
そもそも熊は屈服させてリーダーアピールしないといけないから人が熊の文化に合わせたらこうなるのは当然なんじゃ?
17 : 2023/05/11(木) 06:25:11.60 ID:j4XsyT210
木も負荷によって頑丈さを増す
動物も負荷によって社会を学ぶ
教育に暴力を全否定するのも度がすぎてるんよ
ほどよい負荷は経験になるし社会を学べる、勿論アホみたいな暴力はいかんが
18 : 2023/05/11(木) 06:25:31.53 ID:mLtEUDfL0
愛の鞭は必要だな
19 : 2023/05/11(木) 06:26:13.39 ID:LmAEgIla0
日本猿の調教と同じやん
21 : 2023/05/11(木) 06:27:07.91 ID:W0kwDA/e0
ムツゴロウさん逝っちゃってたのか
ご冥福
22 : 2023/05/11(木) 06:28:36.80 ID:3kbVbw8CM
クマにとってはちょっと怒られたレベル
人間の価値観で接したら駄目だよ
23 : 2023/05/11(木) 06:30:17.90 ID:wkZl16T/0
実の人間の娘ですら殴り56す人間は山ほどいるしなぁ
24 : 2023/05/11(木) 06:30:24.90 ID:9NVIr3Sz0
群れをなして生活する動物は強者に服従するけどクマみたいに個別で生きてる動物は服従すること無く逃げようとするだけじゃないの?
25 : 2023/05/11(木) 06:33:29.21 ID:USjEprfA0
ムツゴロウを人間の括りに入れたらほとんどの人は人間じゃなくなる
ギフテッドだけを人間とする時代が来る気がして並の人間としては恐怖をおぼえる
26 : 2023/05/11(木) 06:36:48.45 ID:oshL4C540
4ね!言いながら殴るて
27 : 2023/05/11(木) 06:37:15.57 ID:qIJMV6PT0
やっぱり人間も
わからせるには体罰しかないんだろうと思う
28 : 2023/05/11(木) 06:38:28.77 ID:fRSsrbNb0
DVって効果あるんやな
29 : 2023/05/11(木) 06:40:20.35 ID:C8N3P/Ap0
メスヒグマわからせ棒
30 : 2023/05/11(木) 06:40:50.42 ID:2uWriIz40
ほんとムツゴロウさんはおもしれえなぁ
31 : 2023/05/11(木) 06:41:18.58 ID:x/zALJ1ia
人間も殴る方が良いのかな
32 : 2023/05/11(木) 06:41:54.78 ID:d/mn5uZu0
>そんな毎日のイライラがついにピークに達してしまったムツゴロウさんは、娘として育てると誓ったヒグマを棒でぶん殴って殺そうとしてしまう。

イライラしたのが殴り殺そうとした理由か

33 : 2023/05/11(木) 06:42:05.65 ID:3/zj5CYm0
黒ムツ
34 : 2023/05/11(木) 06:42:20.29 ID:GR8QcFzw0
気持ちの緩急がすげえや
35 : 2023/05/11(木) 06:42:47.24 ID:oxQzV9Q90
暴力しか勝たん
36 : 2023/05/11(木) 06:45:24.26 ID:kgQwxUsar
文章だけで熊の畜生ぶりなんてわからんだろ
だからこそムツゴロウさんだって実際に飼育してたわけだし
37 : 2023/05/11(木) 06:45:44.52 ID:10tkQ+rk0
愛情は最初のうちだけで、日増しに憎しみが溜まって撲殺しにかかる
熊を飼い慣らしてペットにしようと思ったが無理だったというお話
38 : 2023/05/11(木) 06:46:09.18 ID:Iq/Jq0pv0
棒で殴ったら大人しくなったから世界に誇りたいってサーカスか
熊と人間の友情ではないな
39 : 2023/05/11(木) 06:46:10.74 ID:PfDqENm20
な?体罰は必要だろ?
綺麗事だけじゃ教育は出来ないのよ
40 : 2023/05/11(木) 06:46:40.88 ID:bRWUXjDw0
これ冥福祈ってないだろw
41 : 2023/05/11(木) 06:48:19.34 ID:Zw+YARkm0
わからせ棒w
42 : 2023/05/11(木) 06:50:01.07 ID:8kPH+BFj0
海外のクマ飼ってる夫婦は絶対に肉は食わないって言ってたな
44 : 2023/05/11(木) 06:51:42.32 ID:qkELAQTxM
子供の頃は超絶ハートフルおじさんだと思ってたのに
45 : 2023/05/11(木) 06:52:02.00 ID:xONeJ2Xt0
殺らない理由を考えるのではなく
46 : 2023/05/11(木) 06:53:58.27 ID:ImgymZtj0
ファンキーな人だったから

引用元:https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1683753014

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