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1993年 政治改革4法案を成立できなかった自民 宮澤内閣に代わって
総選挙で政権交代 細川連立内閣が発足しましたが8カ月で総辞職しました理由としていくつか調べました
①連立内閣を構成する党派の意思決定が複雑だった（8党連立の弊害）
②新生・公明・民社幹部の小沢・市川・米沢が政策決定を独占
③野党自民との協調路線組と連立重視組の対立（武村・小沢対立）
④議席減としながら与党第1党である日本社会党の大量造反
まず①から細かく調べたのを書いてきます -
①の理由ですが連立与党が8党もあったので内閣の意思決定が不安定でした
議席数順に並べると
日本社会党 146
公明党 76
新生党 63
日本新党 42
民社党 28
新党さきがけ 13
民主改革連合 11
社会民主連合 4
無所属 9衆参の合計です
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こいつも都合が悪くなって逃げたんだ
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下痢してなかった？w
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この政党派の幹部代表を集めた「与党代表者会議」という組織が内閣を運営する形でしたが
全ての党議員党員が総選挙後の連立協議で野合したので理念も政策も一致しないまま首班指名を細川氏に決定し
最初に出た目標が「政治改革四法案の成立」でした -
所詮、烏合の衆だったってことだな
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後ほど述べますが未だ衆参で巨大な党として自民党が衆参２２３という集まりで
連立与党から少しでも意見対立や造反が出れば法案は否決するので
自民党との協調路線を図ろうとする層もいました
代表的なのが「新党さきがけ」党首の武村正義政権の内閣官房長官を務めてました
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船頭多くして船山に登るの理屈だと思うよ
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>>8
一言で済ますとこれに尽きる -
この武村さんは 8月発足から4カ月たった年末になっても
委員会で政治改革四法案
つまり小選挙区比例代表並立制 政治資金規正法の大型改正
政党助成法 企業献金制度の廃止が採決まで進まず空転していた与党を見て
自民党総裁 河野洋平氏や森幹事長と接近を始めたらしいです -
実際 連立与党内は色々と浮き上がっていました
当時 93年といえば「コメの部分開放」
タイ米の輸入規制などで揺れたこともありました
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この年は環境変化や気候変動で大凶作
国内の米市場では供給分を賄えず外国産の米を輸入しようという声が出てましたただ 日本の米と違って安全性や基準が低い米を入れることに
日本社会党や共産党が猛反発 -
佐川問題
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与党であるはずの社会党が連立離脱をちらつかせてまで反発したけど
細川総理や武村官房長官側の説得でタイ、中国、アメリカから輸入を決定しました -
このように一枚岩でなく一致団結もしきれない連立政権が抱えたのが
②の【新生・公明・民社幹部の小沢・市川・米沢が政策決定を独占】です
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この細川政権最大の実力者として剛腕をふるっていたのが
かつて47歳 自民党最年少で党幹事長にもなった小沢一郎さんです -
小沢さんは自民党在籍時代から 消費税法導入やPKO法成立にさいし
協力を取り付けた野党の民社党や公明党の幹部と親しい間柄でした -
阪神大震災の影響は？この時には自民に戻ったんだっけ？
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>>17
震災は まだまだ先ですね
その頃には連立与党にあった党は消えて新進党っていう集まりになってるんで -
なのでこの小沢さんが 公明党幹部 市川書記長や
民社党の米沢書記長と結託して【与党代表者会議】を超える【最高幹部会】
いわゆる一・一ライン（名前から由来）を作ります -
なんで与党代表者会議より権力があるんだよｗｗｗ
ってのが普通の感想なんですがこの「一・一ライン」がタイ米騒動でも結果を出したりしてたので
社会党も引くに引けませんでした -
ただ！社会党も黙ってはいません
93年8月の内閣発足時点で社会党トップだった
山花委員長は 温和かつ温厚で色々な対立を鎮められる性格でしたが総選挙で議席を減らした責任を取って辞任
あの【村山富市】さんが委員長の就任します
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これが ③の【野党自民との協調路線組と連立重視組の対立（武村・小沢対立）】です
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日本社会党委員長に就任した村山さんは政治的に左派
新党さきがけ党首の武村官房長官と馬が合ったりと意気投合します
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議会で仲間が多ければ多いほど連立政権が安定してかつ強く機能するわけではない
頭数が多くなればその分ポストで揉めるし、党として目指す方向がもともとそれなりに一致してなければすれ違いが起こるのは必至
選挙協力もしにくくなる -
一転自衛隊容認したのは笑ったよな
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12月末に参議院本会議で政治改革4法案が自民党の反対多数に加え
連立与党 社会党の造反で否決！
ここから水面下で 自民党と社会党の目線が一致し始めました
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細川総理は頭を下げに来た村山委員長に向かって
「どうにか党内をまとめてほしい」と頼みます -
実は皆さん
小選挙区比例代表制は 【最初の案通り成立していれば】
素晴らしいとまでは言わずともバランスの取れた制度になっていたはずなんです最初に出た連立与党案は
小選挙区数が ２５０
比例代表制が ２５０と小選挙区で汲み取れなかった票をウマい感じに反映する案でした
また企業献金や個人献金を制限する法案も
社会党の造反がなければ成立していました -
しかし参議院で否決され審議が戻ります
これが ④の【④議席減としながら与党第1党である日本社会党の大量造反】です
ここで社会党内がまとめられなくなったのに業を煮やしたのが小沢さん
なんと自民党に接近します！
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あれ？武村さん村山さんじゃないの？と思うはずですが
この【小選挙区比例代表並立制】だけは
小沢さんが死んでも成し遂げたかった課題なので
【泣く泣く】【悔しいけど】自民に妥協します
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そろそろ連立チャンポンか
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結局のところ
連立与党案の２５０・２５０の2票制と
自民党案の３００・１７７の1票制の間をとる
２７４・２２６の2票とする譲歩案を提示していましたが
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「地方でも都市部でも強い自民党が何で少数政党に譲歩するんだ」
「組織票や団体票が削がれるだけじゃないか」
「万年与党の看板を変えさせたい奴らの思惑だ」の声から
河野・細川トップ会談の結果
小選挙区３００
比例代表（全国11ブロック）２００の2票制
企業団体献金は1団体50万円までとする妥協案に決まりました
【1993】非自民 細川政権が短命に終わった理由
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