【正論】左翼は民度が高く、右翼は民度が低い

「宇宙人、未来人、UFO、第三次世界大戦、愛する日本国、beautiful japan、日本軍、イルミナティ、フリーメイソン・・・」

これら相模原障がい者施設殺傷事件の植松聖容疑者が記した言葉は、彼がトンデモ陰謀説やオカルトに感化されたネット右翼であったことを示唆している。
事件の根本原因は、情報分析力・メディアリテラシー・共感力・論理的思考力を高める機会を、彼が与えられなかったことにある。
これは古今東西あらゆるテロと同様、日本の現行教育制度が（知識偏重で哲学・心理学を重んじず）未熟であることの証左に他ならない。

なお、植松と同様の短絡的な発想は、21世紀初頭現在、一部の政治家にも見受けられる（肩書は発言時）
　自民党・杉田水脈「同性愛者は生産性がない」
　　→拝金主義。性概念・経済概念が未熟。富の再分配という国家の社会的役割への無理解
　日本維新の会・丸山穂高「戦争しないと北方領土は取り戻せない」
　　→近視眼的で稚拙な問題解決力。「殺せば問題が解決する」という暴力肯定主義・テロリズム

　植松被告のツイッターには、安倍晋三、百田尚樹、橋下徹、中山成彬、テキサス親父日本事務局、ケント・ギルバート、上念司、西村幸祐、つるの剛士、高須克弥、村西とおる等々、ネトウヨが好みそうな極右政治家、文化人がすらり
　 （　出典：　https://lite-ra.com/2017/07/1-1.html　）

「命を大切に」「人権を守ろう」等の美辞麗句だけでは、このように自覚のないまま差別主義・排他主義に傾倒・陶酔する人物の心には響かない。
同様のテロ事件の未然防止には、義務教育の段階で下記のような具体的な情報教育・人権教育の徹底が必須。
彼のような重度の人格障がい者に真に必要なのは、非難・排除・処罰ではなく更生・矯正・治療・救済・カウンセリング・再教育。
同様の犯罪の未然防止のために為すべきことは、彼を更生させ彼自身の言葉で「どんな教育が必要か」を広く永く語らせることである。彼を死刑に処することはその機会の喪失のみならず、彼と同じ排他的思想（障がい者は抹殺）の肯定に等しい。

言ってダメなら脅せ→脅迫・恐喝・カツアゲ・強要
脅してダメなら叩け→暴行・虐め・体罰・鉄拳制裁
叩いてダメなら殴れ→虐待・私刑（リンチ）・拷問
殴ってダメなら殺せ→殺人・死刑・核武装・軍拡・戦争
上記は全てテロリズム

テロの原因は唯一「教育レベルが低水準なこと・教育不足」である。適切で十分な高水準教育（＝高学歴ではない）のみがテロを未然防止する。
所謂「貧困・格差・民族・宗教・社会的孤立」等は全て「テロの主観的な口実・動機・言訳・正当化」であり、「テロの原因」ではない。
幾ら貧しくてもそれだけでは人はテロリストにならない。事実、窃盗するより餓死を選ぶ者もいる。
一方、どれほど裕福な家庭に生まれても受けた教育が低レベルなら誰でもテロリストになる。また社会的に孤立している全員がテロに走る訳ではない。
「テロの背景には貧困や格差が」等で思考停止している限り、真因である低水準教育は放置されるので、テロは止まない。

低水準教育とは、自主性・自制心・論理的思考力・情報分析力・問題解決力等々の涵養を軽んじた知識偏重・体罰容認の教育のこと。
「暴力で解決できる問題もある」「己の怒りの原因は他者にある」「己の知見こそ全で真」「自分は特別」等と思い込ませたまま子供を社会に送り出す教育である。

犯罪者や暴力団・暴走族・極右・極左等は、反社会性・自己愛性人格障がい者の寄り集まり。彼らを捕らえ排除する「臭い物に蓋式の対処療法」では問題の解決にならない。
彼らに必要なのは制裁や処罰ではなく、十分で適切な治療と教育と人格矯正。社会が彼らの認知の歪みや精神疾患を改善または未然防止する手段を学ばない限り、問題は無くならない。

加害者への毅然とした対処と被害者救済が重要であることは言うまでもないが、被害者の擁護と加害者の非難のみに終始するのは偽善的自己満足。
加害者予備軍を救っていれば彼らは加害行為に至らず、被害者も出ていない。つまり「加害者やその予備軍の救済」こそが、真に問題の根本的解決に繋がる。
このことは犯罪に限らず、虐めや差別、DV、痴漢、飲酒運転その他のあらゆる人権侵害全般にも当て嵌まる。

やるべきことをやれば諸問題は全て根絶可能。そう思えないのは慧眼と問題解決力が未熟な証拠。未熟な原因は低水準教育。

感情を含むあらゆる体験の根本原因は体験者自身の固定観念自分ルール思い込み先入観。それが変わらない限り似た体験を繰り返す。
執着するほど感情も強まる。新たな体験に必要なのは新たな知見。諸問題解決に、学校では教えない感情自己責任論をご活用下さい。

キリスト教は史上最多の異端者異教徒を神の名の下に惨殺してきた世界最大のカルト。聖書は史上最も売れているトンデモ本。
だがどんな教義教条も解釈次第。宗教を正しく使う人はこうなる　note.com/kanjoj/n/n3e9e6f9e2ea9

過激派や軍人や自他殺厳罰死刑軍拡の同調者は「脅／殺せば解決」と洗脳された潜在的テロリスト。彼らも低水準教育の犠牲者。
極右極左はいずれも偏狭思想に嵌り易い政治不信な暴力主義者、同じ穴の貉。自国家体制に満足なら右、不満なら左に日和る。
人物の本性成熟度を見極めるには体罰死刑中絶安楽死核武装等の是非を問えば良い。浅慮で問題解決力の低いコミュ障ほど即座に賛成。
「対話より圧力」「体罰必要」な外交素人教育素人に真に必要なのは、「武力ではなく交渉力議論能力」「他人の前に己の教育」。
緊急避難時も可能な限り非殺傷武器で対処が最善。殺傷武器は「問題解決力の欠如」の証。人間不信な臆病者ほど殺したがる。
中絶は殺人、胎児への責任転嫁。人命軽視エゴ排他主義低水準教育の表れ。育てない自由を保障し社会全体で育成が最善。

「廃止国ほど現場射殺」はデマ。殺傷武器の規制が緩い国だから銃撃戦になる。治安当局の正当防衛行使等は死刑の有無に無関係。
「死刑反対派弁護士が妻を殺され賛成派に」はデマ。モデルになった岡村氏は元自称人権派。人権派＝死刑廃止派ではない。
日本の場合、殺人で死刑判決が出るのは１％未満。執行は更に稀。「死刑は殺人抑止に必要」は現状に疎い脳内お花畑の理想論。
米国の殺人発生率の平均値は過去３０年間、隣接する死刑存置州より廃止州の方が低い。死刑は殺人を抑止どころか促進する。
凶悪事件の根本原因は低水準教育。施行したのは国。低水準教育の犠牲者を再教育しその知見を未然防止に繋げるのは国家の責務。
死刑は維持する方が経費嵩む。実際コスト削減を理由に廃止した事例もある。懲役を科し更生手法向上等に活用が得策。
警察官検察官裁判官も人間、冤罪は不可避。だが死刑廃止で少なくとも冤罪死刑は０にできる。取り返しの付かなさは命＞時間。
似非死刑廃止派の特徴→根拠が宗教や多数論証や感情論。身内殺害で賛成派に転向。極悪人は例外。拷問仇討射殺終身刑に積極的。

核武装論は政治不信人間不信に苛まれた小心な臆病者よる劣等感解消用の精神安定剤。核恫喝を真に受けた外交素人ほど是認。
「隣国も保有」「被爆国こそ保有権が」は「隣人が糞掴んでるから我も」「車に轢かれたから車所有」と同じ感情論。
広島原爆の被爆者の最多年齢は12〜13歳。これは人類史上最短時間で最多の児童を虐待・虐殺した無差別テロとも言える。
加害者は当時世界最強の米国陸軍航空軍。復讐に狂った偽善的テロリストほど子供を巻き添えにして過剰防衛を自己正当化する。
核の傘は情報分析力の乏しい米軍依存者の自己欺瞞。日本への核攻撃に米国が核報復する確約はない。あるのは政治家同士の口約束。
互いが銃持てば銃撃戦の確率高まるは自明。「核武装で核抑止」は「９条あれば平和」同様、脳内お花畑な平和ボケ者の夢想。
「核議論せよ」と宣う核武装論者ほど核議論不足。彼らに必要なのは核武装ではなく核議論から逃げない胆力と論理的思考力。
日本が原爆投下された直因は「領空権の喪失」。仮に当時日本が核保有していてもB29並みの空輸性能機体がないので核報復不能。
「ウクライナは核放棄した」はデマ。ソ連解体後の宇に核の使用権は無く単に管理していただけ。寧ろ核武装宣言が露軍を招来。
「リビアのカダフィ政権は核放棄したから崩壊」はデマ。放棄したのは核開発で保有した事はない。崩壊の発端は内戦。

暴力的民衆から暴力的政権を生じるのが真の民主主義。テロは人権主義の敵。「民主主義への冒涜だ挑戦だ否定だ」は偽善欺瞞。
人を見る目がない民衆が選んだ偽善的で軽率な極右政治家が極右カルトを称賛し弱者切捨すれば、その被害者に恨まれるのは自明。
民主制は多数派による短期独裁、専制は少数派による長期独裁。いずれも一長一短、程度問題。有権者の質（≠量）が民の幸福を決定。
民度が低いうちは民主政は衆愚政化・長期独裁化しやすい。成熟すれば自ずと民主化・多党化・短期化。早めるのは偽善。
民主主義は常にポピュリズム。大衆迎合しない政治家は選挙に勝てない。昨今の世界的な極右勢力増長の原因は低水準な情報教育。
民主主義と共産主義の対義語は其々専制主義（政治）と資本主義（経済）。民主主義と共産主義は二項対立せず両立可能。
民度の低い集団ほど、人権・自由を軽視、不都合な人物・情報を排除、死刑・体罰・拷問を容認、同性婚・難民保護に反対。
民度が低い国家や拝金主義者ほど人口や領域を増やしたがる。かつての多子化こそ異常。少子化は社会成熟の証。嘆くのは偽善。
民度が低い国家ほど軍拡したがる。軍国主義は猜疑心政治不信精神異常の表れ。防衛費低減は社会成熟の証。嘆くのは偽善。
多数決主義は意思決定の一手段で民主制でも専制でも行われる。多数論証を詭弁と知っている権力者は多数を口実にしない。

己の一票を過大評価し情や惰性で動く他力本願な不幸者ほど政治依存度は高くなる。政治家の仕事は幸福度を上げ投票率を下げる事。
投票率・候補者の減少や多党化は政情安定・社会成熟の証。奇人変人の当選は議員定数過多の兆候。低投票率を嘆くのは本末転倒。

論点摩替え蒙昧主義マウンティング文末草等は防衛機制・現実逃避の表れ。認知的不協和ストレス情緒不安の露見。
反論に窮して詭弁を弄し不都合な情報を遮断し自分の殻に閉じ籠るのは広義の適応障害コミュ障。精神的未熟の自己証明。
異見者を「非同胞」「対話不能」等と見做す対人論証は不寛容な差別主義者の自己欺瞞。妄想障害の一症状。
相手の主張を都合良く曲解するストローマンは一種の現実逃避。「無知な相手」は「相手の知識量に無知な己」の投影。
正誤善悪優劣は数の多寡では決まらない。自己肥大化は多数論証・権威論証の一種。根拠薄弱な主張ほど主語が大きくなる。
感情的批判・感情論は全てブーメランになる。無責任な解釈者ほど己の選択結果を表現者に転嫁。人は鏡。
「お前がそう思うんならそうなんだろうお前の中ではな」には「お前がそう思わないんなら以下同文」でブーメラン。