【ベッツ、ブチ切れ】MVP選手やBOS監督、アメリカ代表監督など次々に『DHはMVPを取れない』説に反論… 「リンドア級の選手なら他にもいる。大谷は唯一無二！」

ドジャース・大谷翔平投手とメッツのフランシスコ・リンドーア内野手が熾烈なMVPレースを競っている。

史上初となるDHでのMVP選出に期待がかかる中、これまで守備に就かず受賞した選手がいないだけに米では記者たちを中心に様々な声が上がっているが、現役MVP選手たちも負けじと声を上げた。カリフォルニア州地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」より抜粋。

フリーマン（2020MVP）
「ずっとDHはMVPを獲れないと思ってきた。だが今年、彼がしていることを思えば反論するのは難しい。
毎試合4打席か5打席しかなかろうが、50-50の可能性があるとなると話は別だ」

ベッツ（2018MVP）
「彼がしている事（既に4343）をこれまで誰もやっていないという事が重要だ。
所属チームの勝利を助ける最高の選手。最も価値ある選手。正解も間違いもない。彼がいなかったら僕らは今の順位にいない」

カーショー（2014MVP）
「MVPは何が最も貴重かを全て網羅するべきだ。当然、守備もその一部を成す。だが彼はあれだけ攻撃面が良くて、他の選手より貴重なのだから、DHだろうと取るべきだ」

更に、現レッドソックス監督でリンドーアと同じプエルトリコ出身のコーラ氏は「大谷しか有り得ない」と断言。

「私はリンドーアが大好きで、彼はここまで素晴らしい。
素晴らしいが、彼のようなシーズンを送ってる選手は他にもいる。大谷のようなシーズンは他には誰もいない」と熱弁している。

MLBのレジェンドOBでもあるマーク・グビザ氏はエンゼルスの番組内で紹介されたこれらの議論を鼻で笑う。

「私はリンドーアの大ファンだが、ショウヘイがMVPだ」ときっぱり。「これが結論。疑いなし」と、大谷が��敵�≠ﾉなった今も力強く言い切った。

昨年のWBCで米国代表を率いたマーク・デローサ監督もこれに続く。

「チームメートとして最も利他的なことは、守備よりも素晴らしいベースランナーになれること。
盗塁が大谷と20も差が開いているということは、決定的な差だ。
私はユニコーンの味方。野球界で活躍する最も才能のある選手なのだからMVPだ」

現時点では大谷優位の見方が多いが、メッツがプレーオフに進めばリンドアを推す意見も増えるだろう。最後までこれらの激論が続きそうだ。
歴史的記録を打ち立て続ける大谷が、新しい“金字塔”にたどり着けるか、MLB全体から注目が集まっている。