【カンニング】 共通テストでの不正受験、その計画性のある手口が明らかに 警察は再現実験も

4人は共通テストの問題とは知らずに解答を返信。他の科目の画像は
送られておらず、女子学生は「世界史B以外の科目は怖くなってやめた」と話している。

　女子学生は試験時間中、スカイプで画像の送信に加えてメッセージ
のやり取りもしており、警視庁は説明通りのスマホの操作が可能なのか
再現実験などを行う方針だ。【最上和喜、鈴木拓也、木原真希】

　大学入学共通テストの「世界史B」の設問を撮影した画像が外部に流出した問題で、
画像を送って大学生に解答を求めた依頼者が、英語や数学、化学など世界史B以外の
教科の設問にも解答するよう事前に求めていたことが関係者への取材で判明した。

27日に香川県警に出頭した大阪府の少女（19）が依頼したとみられ、警視庁が経緯を調べている。
世界史B以外の画像の流出は確認されていない。

https://mainichi.jp/articles/20220127/k00/00m/040/290000c

　女性が応じると、依頼者は体験授業をしたい教科として「現代文」「古文」「漢文」「世界史」「英語」
「化学」「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」を挙げ、「時間が長くかかるとおもうので、
できれば15、16日に分けて行いたい」と要望。女性の実力を測るという名目で
問題の解答を送るよう依頼したという。

　女性が世界史の指導はできないと伝えると、「古文漢文と英語を15日、数学と化学を16日にお願いしたい」と返答。

「1時間以内に収まるようでしたらネットなどで調べてもらったり電卓を使っていただいて大丈夫です！」
「できれば可能な限り完璧に近づけてもらえると嬉（うれ）しいです！」とのメッセージも送られてきた。